Column

【英語と日本語のリズムの違い】

4月に新年度を迎えて間もなく、新型コロナウィルスの影響を受け緊急事態宣言が発令され、4月10日より臨時休園となりました。当初は、5月6日までの休園予定でしたが、国や都の状況を踏まえ渋谷区では5月末日まで臨時休園が延長されました。

 休園の間、私達が子ども達や保護者の方のために何が出来るのかを職員みんなで考え、電話を通じてご家庭での様子を聞かせていただいたり、オンライン朝の会の実施、手遊びや体操・パネルシアター・制作など、さまざまな動画配信も行ってきました。保護者の皆様には電話の時間を作っていただいたり、ZOOMアプリのダウンロードなど、ご協力いただきましてありがとうございました。

 

 今日は、配信動画の中の一つ、4月に大塚りとるぱんぷきんずから異動して来たアナ先生のダンスをもとに、法人として取り入れているRhymoe(ライモー)についてお話させていただきます。

 アナ先生の動画をご覧になった方は、見ているだけでワクワクするような、自然と身体が動いてしまうような感覚を覚えた方もいるでしょう。そして、日本人のリズム感と大きな違いがあるように感じた方もいるのではないでしょうか。

英語のリズムはボールがポンポンと弾むような『バウンシングリズム』であるのに対して、日本語のリズムは足を一つひとつ踏みしめるような『ストンピングリズム』です。よって、日本人が欧米他世界の人々に通じる、生きた英語を取得するためには、身体の動きを効果的に用いて、英語の『バウンシングリズム』と共に取得することが重要となります。

 

Rhymoeは、千駄ヶ谷りとるぱんぷきんず隣のアグリスクエアにある渋谷スポーツ共育プラザ&ラボ『すぽっと』という施設で行われている、石川良美先生が考案・開発したプログラムです。

Rhythm(リズム) × Movement(動き) × English(英語)の3つを組み合わせた、『英語の

自然なリズムを習得する』ための英語教育プログラムがRhymoeです。

このRhymoeには、『ウォーミングアップ』『Bouncing Song』『Action Song』など身体を動かすプログラムから、『Deep Breathing』『Egg shaker』『絵本の読み聞かせ』など集中し落ち着かせる

プログラムなどが数多くあります。

さまざまなアクティビティを通して、参加するすべての人が楽しく効果的に『バウンシングリズム』の動きに入っていき、英語が身体にしみ込むように構成されています。そして英語を取得するために

大切な心と身体の土台を築きます。

 

昨年の9月から、このRhymoeプログラム指導の資格取得のため法人内の5名の職員が研修を

受けており、千駄ヶ谷では内藤・池之座がその資格を持っています。

実際に子ども達と一緒におこなったRhymoeでは、まずウォーミングアップで身体を動かしながら『shake』や『clap』などの動作を英語で発し身体を慣らします。その後、『Stand up,sit down』という曲に合わせて、自由に歩いたりジャンプしたりしながら、タイミングに合わせて立ったり座ったりその場で回ったりします。最後はたくさん動いて高まった気持ちを落ち着かせるために、『Deep Breathing』で深く深呼吸をして終わります。Rhymoeが終わると、『楽しかった!』『次はいつするの?』という声も多く聞かれます。休園が明けたら、また子ども達と一緒に楽しく英語に触れられる

機会を作っていきます。

(池之座)