【「お手伝い」のススメ】
ランチ後、マジョラムの子ども達がランチルームの掃除を手伝ってくれています。床に落ちている
ゴミを拾ってくれたり、机を拭いたり、床を磨いてくれたり…。「机はこうやって拭くと汚れもきれいにとれるよ」「ゴミはこれで拾うよ」などやり方を知らせると、最初は戸惑いながらも少しずつやり方にも慣れ、今ではとても上手になりました。掃除が終わると「洗濯してください」と事務所に台拭きや雑巾を持ってきます。子ども達には「お当番活動」の一環として掃除の手伝いをしてもらっています。
ご家庭では何かお手伝いをしていますか? 平日の夜はそんな暇もなく、保育園から帰ると夕食、
お風呂とドタバタですよね。でも お手伝いには目に見えないとても素敵なことがあるんです。
それは…
★自分も家族の大切な一員としての存在を確認できる
★さまざまな細かい動きが獲得できる
★子どもの興味や関心の視野を広げられる
★やってみたいという意欲が高まる
★ひとつの動きだけでなく一連の動きが獲得できる
★役に立っているという達成感や充実感が味わえる などなど
あげればたくさん出てきます。
我が家も平日は
・家のカギを開けドアをあけ「どうぞ~」とドアを持っていてくれる
・郵便物をポストから持ってきてくれる
など 本当に些細なことですが、自分からしてくれています。
お休みの日になると 掃除機をかけてくれたり、モップをかけてくれたり、洗濯物をハンガーにかけてくれたり…。もちろんぐちゃぐちゃです。時間は倍かかります。でも彼の表情はとても嬉しそう!
モンテッソーリ教育の中に【日常生活の練習】という分野があります。言葉の通り私たちが普段生活していくため困らないように日常のさまざまな動きを獲得していくための活動です。赤ちゃんのクラスだと物を持つこと・離すことから始まり、月齢が上がるとスプーンの持ち方を伝えたり、ボタンのかけ方、ハサミの使い方、ホウキでの掃き方など、さまざまな活動を知らせていきます。
子どもは大人がしていることをよく見ています。「真似したいなあ」「楽しそうだなあ」と思っています。(全くの余談ですが私も三歳ぐらいの頃 母の鏡台にたくさんあった化粧品がとても魅力的に見え、自分の顔にちょっとつけたり口紅で絵を描き。とっても叱られたのを覚えています。
それはそうですよね…) 子ども達は「これしてくれる?」とお父さんやお母さんから言われることで「自分でも出来るんだ!」と自己肯定感を高め、お手伝いが終わった後に「ありがとう!助かった」で達成感や家族の一員だという所属感を感じていきます。
平日はどうしても忙しくてドタバタとしてしまいますが、簡単なことでもいいので小さい時から
是非、お手伝いを子ども達と一緒に楽しむ時間を作ってみてください。
こんなお手伝い楽しそうでした!! ということがあれば教えてくださいね。
(谷本)