2020東京参画プログラム
7月23日から始まる東京オリンピック。オリンピックに先駆けて実施されている「2020東京
参画プログラム」をご存知でしたでしょうか。私はオリンピックが大好きで楽しみにしていたものの、このプログラムについては全く知りませんでした。
「2020東京参画プログラム」※1
様々な組織・団体がオリンピック・パラリンピックとつながりを持ちながら 大会に向けた
参画・機運醸成・レガシー創出に向けたアクションが実施できる仕組み
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京2020大会を一過性のイベントとするのではなく、出来るだけ多くの人が参画し、あらゆる分野で東京2020大会がきっかけとなって、社会が変わったと言われるような大会を目指しているとのことです。2015年頃から全国津々浦々で様々な東京2020関連イベントが開催され、2021年
6月17日現在142,376,526名が参加しています。
プロジェクトには大会史上初といわれる取り組みがあり、ここでは2つご紹介します。
■都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト
使用済み携帯電話などの小型家電からリサイクル金属が集められ、メダルの材料になりました。
このプロジェクトでは、金が約3kg、銀が約3500kg、銅が約2200kgも生み出され、オリンピックとパラリンピックに必要となる約5000個のメダル作成に使われるとのことです。
ちなみに金メダルは純金製ではなく、純銀製メダルの表面に金張りして作るそうです。
■みんなの表彰台プロジェクト
集められた再生プラスチックで表彰台がつくられました。日本の伝統的デザインを幾何学的に発展させた現代日本を象徴するもので、伝統的な藍染めを想起させる色と合わせて世界へ日本らしさがデザインされています。中央に付いているオリンピックシンボル、パラリンピックシンボルの素材は、東日本大震災の被災地に建てられた仮設住宅の
アルミ廃材を再利用しているそうです。
その他、表彰式衣装、メダルトレーにもエコ素材やリサイクル可能な素材が使われています。
■4つのメリット「東京2020大会でつながる」「地域でつながる」「全国とつながる」「未来につながる」
参画プログラムのメリットのキーワードは「つながる」。
今年度園の保育のテーマが『“わ” ~つながり~』なので、共通するものがあると感じています。園でも今まで行っていた行事以外にも、もっとご家庭や地域とのつながりをもてるような計画を
立てております。SDGsにも取り組みながら、持続可能な園の活動も考えていきます。
オリンピックの開催には賛否両論ありますが、組織委員会が目指している
「社会が変わったと言われるような大会」になることを願っています。
※1引用・参考:東京2020参画プログラムHP https://participation.tokyo2020.jp/jp/
参考:東京2020 HP https://olympics.com/tokyo-2020/ja/