ラジオはお好きですか
皆様はラジオをお聴きになりますか。ラジオというと、一番馴染みがあるのはラジオ体操だと思います。我が家の近所の公園では高齢者の方が集まって、毎日早朝からラジオ体操を楽しんでいらっしゃいます(緊急事態宣言中はお休み)。近年、ラジオのリスナーは増えているようです。インターネットを活用しスマホで聴けるようになったことに加え、昨今はコロナ禍での在宅勤務(学習)の増加、ワイヤレスイヤフォン等の普及による"ながら聞き"の増加などが背景にあるようです。
■ラジオの思い出
私とラジオの付き合いは古く、小中学生の頃は主に日曜日に聴いていました。『不二家歌謡ベストテン』『決定!!全日本歌謡選抜』などの歌番組が好きでした。枕の横にラジカセを置いて、ラジオから流れる曲をカセットテープに録音しては、繰り返し聴いていました。高校生になってからは親に気づかれないように、深夜にラジオを聴くのも楽しみでした。修学旅行のバスの中で、誰かが録音してきたラジオを聴いて皆で大笑いしたものです。車の中でもよく聴いていました。今では食事の時に、日本や海外のラジオを聴くのが習慣になっています。
■ラジオの歴史
長野県にあるラジオ博物館のサイトにラジオの歴史についての記載がありました。
「1920年、アメリカ、ピッツバーグのKDKA局の放送開始からラジオ放送の歴史は始まった。・・・設備の遅れにより仮放送ではあったが1925年3月22日、東京、芝浦の仮放送所からラジオの試験放送が開始され、日本のラジオ放送の歴史が始まった」
(ラジオ博物館HPより抜粋http://www.japanradiomuseum.jp/,2021.1.18閲覧)
日本での放送が始まった1925年は大正14年、翌1926年からは昭和です。今年で96年になるのですね。ちなみに本格的にテレビ放送が始まったのは28年後の1953年(昭和28年)です。
■現代のラジオ事情
昔のラジオ放送は電波でしたが、今はインターネットラジオ、ポッドキャストなど、さまざまな形で発信されています。番組は無数にあるので、自分のお気に入りの番組を探すのも楽しそうです。海外のラジオもお勧めで、言葉はわからなくても聴いていて楽しい気分になってきます。
■ラジオの魅力
私にとっては、見えない分、想像力をかき立てられるところが一番の魅力です。もちろん、何かしながら聴けるのもいいですよね。意識しないことは耳に入らないと言いますが、ラジオを聴いている時、それまでBGMだったのに、急にキーワードが耳に飛び込んでくるというご経験が皆様にもありませんか。音声だけを聴くと、脳の「前頭前野」がよく活性化するという説もあります。また、身近な情報をリアルタイムで聴くことができるのも大きな魅力だと思います。
■一家に一台
ラジオは娯楽だけでなく災害時の情報収集にも非常に便利です。この機会にご家庭の防災ラジオの点検をなさってはいかがでしょうか。 (飯塚)