「その日」はきっと来る!
このたびのコロナ感染症予防に係る臨時休園につきまして、ご協力いただきました皆様、並びに社会生活の継続のためにご尽力してくださっている皆様、すべての方々に心から敬意を表し感謝申し上げます。
園が臨時休園の間、必要最小限の職員は出勤をし、必要な保育と準備や動画の配信などをしています。その他の職員は在宅勤務をしています。園が再開したときに、子ども達が今まで以上に保育園で楽しく過ごせるよう準備を進めています。また、保育の専門性、人間力の向上につながるよう自己研鑽に努めております。
令和2年度最初のコラムですが、今回はコロナのことから離れることができません。気がつくとコロナ関連のことを考えてしまいます。中国で新型の肺炎が流行か、という報道がされた当時、私はこのような現状になるとは考えてみもしませんでした。2月初旬の生活発表会の頃は、中止という選択肢はありませんでした。ですがそれからあっという間に2か月で世界は一変してしまいました。
■「人間っていいな」
先が見えない不安の中、一般の方、ミュージシャン、スポーツ選手など、世界ではさまざまな取り組みがされているという報道を目にしました。
・決まった時間に感謝の拍子をする
・自宅からライブ配信をする
・スポーツ選手が自分達の報酬の一部を出し合い、スタッフの雇用を支える
・有名メーカー・ブランドが自社製品以外を生産して寄付する
などなど、あげたらきりがありません。もちろん自分のことで精一杯という現状も多いと思いますが、どのような状況でも常に前向きであるのは人間のいいところだと感じます。
■「その日まで、ともにがんばろう」
4月20日に公開された、JR九州の「その日まで、ともにがんばろう」という動画をご覧になった方はいらっしゃいますか。九州7県21か所で撮影されたそうで、「その日」に向けて準備に励む九州の方々の日常の1コマが描かれています。「その日」がどのような日なのか、いつ来るかは誰にもわかりません。日々「VUCAの時代」の真っただ中いることを実感します。“一大事”は常に誰かに起こっていますが、それが今回は世界規模で起こっている状況なのだと思います。
■「自立と自律」
このようなときだからこそ、モラルが問われているのではないでしょうか。「自分は人として恥ずかしくない生き方をしているか」と自分を律することが求められていると感じます。清香会の目指すところの「自立と自律」。このコロナ禍において本当に大切なことだと気づかされました。
「その日」はきっと今までとは違う日々でしょう。たとえそれがどのような未来であろうとも、
大切なことを見失わず生きていきたいと思います。(飯塚)