先日細谷臨床美術士が自作のアマビエを送ってくれ、それで私は初めて知りました。アマビエとは何か簡単にご紹介します。

 

■人気沸騰中アマビエ

 

「日本全国で「アマビエ」がブームになっています。江戸時代の熊本の海に出現したという伝承のある妖怪で、人魚のような外見ですが、くちばしがあるのが特徴です。その姿を絵に描いて流布すると疫病がやむという伝説から、新型コロナが拡大し始めたころから、全国的な人気者になりました。」※1

 

■厚生労働省は若者向けにアマビエをモチーフに啓発用アイコンを作成しました。

その他、Ｔシャツ、スマホケース、キーホルダ―、

ブローチなど身につけるものから、マシュマロや

和菓子などのお菓子などにも使われています。

■江戸時代の妖怪アマビエ

アマビエは妖怪だそうです。妖怪と言えば「ゲゲゲの鬼太郎」ですが私は河童や天狗など少し怖いものを想像します。和楽※３には「妖怪とは、人知を超えた怪奇現象やそれを起こす不思議な力、非日常的な事象をモチーフにした化物のこと」と書かれています。

今回のアマビエについては「病気が流行したら自分の姿を描いて人々に見せよ」と言ったといわれていて、いわば疫病よけだったのでしょう。それはアマビエとは違う妖怪のことだとする説もあるようです。ですがたくさんのアマビエを見ているうちに、不思議と癒されるような、守られているような気持ちになってきました。時節柄、妖怪や八百万の神々など私たちを守ってくれる見えない存在を信じたい気持ちがあるのかもしれません。

 

そして私たちが自分自身で身を守る方法もあります。

それは「手洗い」「うがい」です。緊急事態宣言の解除は

もう間もなくかと期待しますが、気を緩めることなく、

「手洗い」「うがい」を徹底しておこなっていきましょう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（飯塚）