Column

オリンピックという一つのきっかけ

災害レベルと言われている今年の猛暑。連日30度を超えるような日々が続いています。こまめに水分補給、休息を入れながら夏ならではの活動をしていきたいものです。  

 そんな中、先日テレビを観ていると『ちょうど、2年後の今日から東京オリンピックが始まります』こんなニュースを耳にしました。『あー、あと2年か。あっという間だなぁ』そんな風に思いながら、ふっと昨年の冬に開催されていたピョンチャンオリンピックのことで子ども達と盛り上がったことを思い出しました。その時のことを少しお話させていただきます。

私は昨年、年長児の担任をしていました。(その年長児が年中児の夏には、リオオリンピックがありました。その時には、メダルの数や競技について毎日更新して結果を楽しみにしていたのですが、年長児ではどんな発見があったり、興味が広がったりしていくのか、オリンピック開催前からとてもワクワクしていました。)年長さんに『ピョンチャンオリンピックっていうのが、、』と話すと『知ってるよー!前はさ、リオだったよね。ピョンチャンはさ〜』年長児になると、スラスラっと話が進んでいきました。そんな子ども達とまず、チピョンチャン、とはどこにあるのか、どんな国旗か、など調べてみました。[ピョンチャン]一つで随分とたくさんのことを知ることができました。実際にオリンピックが始まってからは、メダルをとるごとにメダルの写真をコピーしたものを掲示してある表に貼り、メダルの数を数えたり、その種目について調べてみたりしました。初めは『スキージャンプはー、、』と競技の説明を大人がしていたのですが気づくと『これは、〇〇なんだよね』っとニュースやお父さんお母さんから聞いて内容を教えてくれる子も出てきました。最後の方には『スピードスケートの選手になりたい』と選手に憧れる姿や『負けたけど、頑張ったからすごいよね』っと、大会から“気持ち”の部分に触れる子もいました。オリンピックというものがもたらす影響力のすごさ、そして子どもの興味を持ったことを広げることで、幾分にも伝えられることがあるんだなぁ。そんなことを感じた期間でした。

 話は戻りますが、そんなオリンピックが2年後には、ここ日本で開催されます。実際に、世界中の一流選手、そして観戦する人たち等世界各国の人か日本に集結します。まさに、この西原りとるぱんぷきんずのある渋谷区は、日本のなかでもそのことをすぐ側で感じることが出来る場所なのではないでしょうか。一生に一度あるかないかのこの機会。“オリンピック”という、一つのスポーツの祭典を通し、国や地域、言葉や競技…さまざまな方向へ興味が持てるよう、日々の中で少しずつ種をまいて、2020年の東京オリンピックをワクワクしながら子ども達と迎えられるようにしたいと思います。