園庭でたくさんの植物や昆虫を見かける季節になりました。近くの公園で動物を見かけることもあります。

さて、都会で自然体験？と思うかもしれませんが、それを可能にしたのがネイチャーゲームです。近頃では、なかなか都会で自然を目にする機会が少なくなっていますが視点を変えることで都会でも十分に自然を楽しむことができるのです。

　子どもたちは見つけることが大好きでフィールドビンゴを楽しんでいます。フィールドビンゴとはビンゴの用紙の数字の部分が自然物に変わっているものです。例えば赤い花やアリ、鳥の鳴き声などが記入してあり、園庭や散歩先で見つけます。園庭や公園によってビンゴの内容を変えたり、同じ用紙を使って違う公園に行くなど工夫をしながら楽しむこともできます。

　先日、園庭でフィールドビンゴをおこなった時には全ての項目に丸をつけたいという思いから、園庭中を一生懸命に探しまわる子ども達の姿がありました。友だち同士で一緒に探す姿があったり、まだ見つけられないお友達がいると「あそこで見つけたよ」と優しく教えてくれる場面もありました。次々と丸をつけていくなかで最後まで見つけられなかったのはキノコでした。なかなか見つからず最終的には全員で探してみたのですが結局見つからず…。しかし、その日の昼食時のスープの中になんとキノコが入っていることが発覚！「先生、キノコここにあったからさっきのビンゴに丸つけていい？」という声が出るほどビンゴの続きを楽しむ様子が伺えました。

職員研修の中でもネイチャーゲームを取り入れているのですが、大人もびっくりするほど楽しめる内容です。職員の感想として「じっくり自然と関わることがなく、簡単な方法で自然を楽しむことができた。」とのこと。

日ごろ気づかない身近な自然と関わりを持ち、普段とは違う遊びをしてみてはいかがでしょうか？こんな大都会にも小さな自然を見つけることができますよ♪