嬉しい配慮
"嬉しい配慮"
一般社団法人倫理研究所が毎月発行している「職場の教養」を知っていますか?
社会人としての行動指針や職場の人間関係、仕事のコツ、失敗への対処法、心の持ち方、時事の話題など幅広い内容を「一日一話」の読み物として掲載しているものです。
私たちの園では、出勤時に自由に読めるようにしています。今回は、その中で心に残った一部を抜粋して紹介します。
~嬉しい配慮~
「配慮」とは、国語辞典によると「他人や周囲の物事に気を配ること」や「心をくばること、心づかい」という意味があります。
右利きの人も左利きの人も使いやすいハサミや、視覚的な障害のある人が移動しやすくするための点字ブロック等は様々な人に配慮して作られています。
私たちの日々の行動にも配慮が必要でしょう。
例えば、気温が高い日中に訪れたお客様に対して、温かいお茶を出すのか、冷たいお茶を出すのかでは、どちらがお客様に心地よくなってもらえるでしょうか。どうしたら相手に快く思ってもらえるかという配慮は、より良い人間関係を築いていく上でも大切な心がけです。
まずは、相手に喜ばれる行動とは何かを考えてみましょう。
“配慮をする”というのは、大人でさえ、どう行動にして良いか悩む場面が多いですよね。
心地良いと感じることは人それぞれ違うものです。その上で、相手がどう感じるか想像をして行動に移さなければなりません。
保育の場面を振り返ってみると…子どもはよく相手の様子を見て考え、小さな“嬉しい配慮”をしていることがあります。
*昼食時、ランチルームに来た子どもは、保育士や調理師が昼食準備をする姿を見て「先生、テーブルにお茶配ろうか?」「雑巾用意するね」と何が必要か考え、準備をしてくれています。
*事務所に用事があり訪ねて来た時には、“どの保育士が、話を出来る状態なのか?”を考え、話し中の保育士は避けて声をかけています。
*年下の友達には無理に手を出すのではなく「手伝おうか?」と聞き、何を手伝ってほしいか確認をしています。
何気ない言葉や行動には、相手の様子を観察し、何を求めているのかよく考え、勇気を出して行動するというプロセスがあります。私たち大人も、子どもの嬉しい配慮に気づき感謝するとともに、子どもの見本となるように、相手に喜ばれる行動を心がけていきたいですね。
(清水)
“配慮をする”というのは、大人でさえ、どう行動にして良いか悩む場面が多いですよね。
心地良いと感じることは人それぞれ違うものです。その上で、相手がどう感じるか想像をして行動に
移さなければなりません。
保育の場面を振り返ってみると…子どもはよく相手の様子を見て考え、小さな“嬉しい配慮”をしている
ことがあります。
*昼食時、ランチルームに来た子どもは、保育士や調理師が昼食準備をする姿を見て
「先生、テーブルにお茶配ろうか?」「雑巾用意するね」と何が必要か考え、準備をしてくれています。
*事務所に用事があり訪ねて来た時には、“どの保育士が、話を出来る状態なのか?”を考え、話し中の保育士は避けて声をかけています。
*年下の友達には無理に手を出すのではなく「手伝おうか?」と聞き、何を手伝ってほしいか確認をしています。
何気ない言葉や行動には、相手の様子を観察し、何を求めているのかよく考え、勇気を出して行動するというプロセスがあります。私たち大人も、子どもの嬉しい配慮に気づき感謝するとともに、子どもの
見本となるように、相手に喜ばれる行動を心がけていきたいですね。
(清水)