I LIKE ME
\I LIKE ME/
みなさん、この絵本を知っていますか?
和訳の本も販売されていて、題名は「わたしとなかよし」という本です。
この本は、本当に大事なこと何か?
子どもたちにわかりやすいように、教えてくれています。
「いつも一緒にいる自分が好き!」
「ありのままの自分が好き!」
「自分を大事にすることは大切」
という内容が書かれています。
息子が小学生1年生の時の話です。
初めての授業参観で、張り切って子どもたちが手を挙げるイメージを膨らませながら教室に向かいました。
すると、手を挙げていた子は、クラスの3分の1程度…。
近くにいた女の子に「どうして手を挙げないの?」と聞くと、「だって、間違ったら恥ずかしいから」と答えました。
小学校になって学年が上がるたびに、自己肯定感(*)が下がると言われています。
自分の能力と他者の能力を比較し、「走るのが遅い」「勉強が出来ない」など自信を無くすことで、劣等感を抱いていく子も
多いようです。
自己肯定感が低い子どもは、自分に自信が持てないの、トラブルや困難にであっても立ち向かうエネルギーが育っていません。
人間関係や勉強でつまずきやすくなってしまいます。
そうならないためにも、周りにいる大人は子どもを認め、褒めていくことが大切なのかもしれません。
出来ないばかりを見つけて注意するのではなく、出来ていることを探して褒めてあげたいですね。
ですが、子どもも成長し続け大人になっていきます。
いつまでも大人が認め、褒め続けることは出来ません。
「いつも一緒にいる自分が好き!」自分でそう思える子どもたちに育てていくことで自分のことを自分で認め、褒めることで自分自身が満たされ、周りにいる人たちも幸せに出来るかもしれません。
I LIKE ME そんな言葉が言える子どもたちが増えますように…
(橋本)
(*)自己肯定感とは … 他人と比べて自己評価するのではなく、自分自身がありのままの自分を認めることで決まる感覚です
園では、「あるて」という芸術活動があります。
五感で感じたことを表現し、感性と創造性を育みます。
作品を完成させるだけではなく、個々の作品を見せ合う「鑑賞会」というものがあり、その中で、相手の作品の良い所を見つけて伝え合ったり、褒めたりすることで自信がつき自己肯定感も育まれていきます。