保育士目線!海外留学した時に感じた文化と教育
今回は、私が2年半海外留学した時に感じた異文化と様々な経験について共有させて頂きます。
まず、なぜ海外に留学しようと思ったのかというと、
・これからの時代、英語は必須と言われる中、幼少期から英語に触れる機会を作ることで、より英語に興味を持ってもらえるのではないか
・自分自身、海外で生活をすることで、その土地の雰囲気を感じ、異文化交流が出来る。また、海外の教育法や英語指導を学ぶことで新しい価値観や、興味を広げられるのではないか
・その私の経験から子ども達に伝えられる物があるのではないか
という想いからです。
海外に行き、初めて感じたことは、「私は今まで何と小さなコミュニティーで過ごしていたのか」ということです。
人種が違えば価値観や生活習慣も違う。そんな人達と関わることに初めは戸惑いもありましたが、実際はとても刺激的で
「いろいろな人がいて、さまざまな考えがあり、一人ひとりの良さがある」
そして「それぞれが自分に誇りをもっている」ことに気付きました。
特に感じたのは、2年間カナダで日系のミックスの子ども達が通う幼稚園で働いていた時のことです。
そこではshow and tell という時間が毎日あり、子ども達がテーマに沿って自分の思いを人前で、5W1Hを使って発表していました。
それにより、「聞き手も相手の話を聞いて必ず質問をする」「幼い頃から自分の意見を言う」「それを受け止め、より深く相手を知るために質問をする」という経験を積んでいました。
英語を話せることも大切なスキルですが、何より、どんな人とでも関われるコミュニケーション能力、積極性、自主的・自発的に動き、自分が決めたことに対して責任を持つことが国際人に必要なスキルだと感じました。
【海外経験を通して、今後も大切にしていきたいこと】
◎相手を認める、意見を聞く⇒自分はどう思うのか、どう考えるのか意見を言う
◎外見も性格も自分と違う人に対して寛大に受けとめる、認める感覚が身に付く
◎自分の考えを人前で発表する経験を積む
【海外経験から、子ども達に伝えていきたいこと】
◎海外で見てきた景色を写真や映像を通して共有し、海外への興味を広げる
◎スーパーなどの食材や品物の日本のサイズ、海外のサイズの比較を行う
◎英語以外の言語の挨拶も伝えていく
◎「英語って楽しそうだな」「海外は面白そう」そんな好奇心や興味を育てる種をたくさん蒔いていく
◎差別や偏見のない、互いに認め合い助け合う心、様々な人種、民族を知らせていく
海外で見た景色や得た経験は今までに見たこともない壮大さとインパクトがありました。
とてもワクワクするとともに、私自身まだまだ人として成長するスパイスがたくさんある事に改めて気づきました。
これからも子ども達の興味関心を広げていけるよう私自身成長し続けていきたいと思います。(進藤)