接遇マナー 7つの基本
私が受けている研修の一つに福山真由美先生の“マナー研修”があります。
研修を通して、マナーの必要性やTPOに合わせた言葉遣い、ビジネスマナーについてなど、社会人と
して必要なマナーについて学んでいます。
今回はそのうちの一つ“接遇マナー 7つの基本”を紹介したいと思います。
●接遇マナーとは…より相手の心に残りやすいとされる作法のこと
◆接遇マナー 7つの基本◆
①相手の気持ちに寄り添う表情…相手の心情・表情と合っているか
②相手に対する敬意ある態度…体の向きは足の先まで相手の方を向いているか
③自ら先手で心を開いたあいさつ…挨拶は相手より先におこなっているか
④清潔感を感じさせる身だしなみ…TPOに合った身だしなみになっているか
⑤相手の気持ちを思いやる言葉遣い…相手を敬う気持ちが言葉に表れているか
⑥相手の礼節を表現する「はい」という返事
…手を止めて“話を聞く”という意思表示は出来ているか
⑦一人ひとりへの尊重を表現する名前の呼びかけ…名前を呼ぶことで相手の存在を承認しているか
上記の項目を見た時に感じたことを一言で表すと「当たり前のこと」でした。
しかし、細かなポイントを見ていく内に、出来ているのか段々と不安要素も出てきたのです。
そしてこの7つは、保育の中でも日常的に子どもたちに伝えていることです。例えば、
②「話を聞くときは、話をしている人の方を向いて、姿勢を正して聞きましょう」
③「挨拶は元気に、しっかりと言いましょう」
⑤「優しい言葉で伝えましょう」「どんな言い方をしたら伝わるかな?」
果たして、私たち大人は本当に出来ているのでしょうか?
少し話は変わりますが、「人の第一印象は出会って3秒で決まる」と言われています。
メラビアンの法則によると、視覚情報55%、聴覚情報38%、話の内容7%と提唱されているほど、
目から入ってくる情報が重要なのだそうです。
“子どもは見て真似て学ぶ”という言葉をよく耳にしますが、これもまた視覚から情報を得ていることが多いと考えられます。このことから考えていくと…今目の前にある子どもの姿=私たち大人の姿と
言っても過言ではありません。嬉しくもあり、同時に少し考えさせられる気持ちです。
子どもの姿に疑問を持った時、子どもになってほしい姿を伝えたい時、まずは私たち大人が出来ているのかを考え、見直していく必要があると痛感しました。
子どもに伝える時には言葉だけでなく、姿で見せていくこともとても重要です。
まずは私たち大人が、子どもの見本となれるように立ち居振る舞いや関わり方を気を付けていきたい
ですね。私もこの7つの基本が身に付くよう、もう一度意識を改めたいと思います。