~3秒でしあわせになる方法~
以前コラムの中で、ひすいこたろうさんの『名言セラピー幕末スペシャル』から印象に残った逸話を紹介させていただきました。
あれからも、『1ヶ月に1冊、本を読む』という課題は継続しています。
周りの人のお勧めの本やベストセラーなどいろいろな本を読み進めていく中で、さまざまな人の考え方や体験談など学び、そしてそれを人に伝えること(=アウトプット)を楽しんでいます。
さてその中から今回は、ひすいこたろうさんの『3秒でハッピーになる名言セラピー』という本の逸話を一つご紹介します。
ある宿の経営者がこんな相談をしたそうです。
「夕食後の後片付けをしたいのに、お客さんがなかなか席を立ってくれないんです」
こんな相談を受けたら、あなたならどうしますか?
お客さんが食べ終わった後に、すぐに席を立ちたくなる方法が浮かびますか?
心理学者の先生の答えはこうでした。
「宿の印象が悪い時は、お客さんは食卓から無言ですぐに出ていきます。しかし、印象が良い時は食べ終わってもなかなか食卓から離れられないものですよ」
この答えを聞いてから、宿の方は夕食後にお客さんがゆっくりしているのを見て、
幸せを感じるようになったとのことです。
ここで大事なのは、『現状は何も変わっていないのに経営者の方の「イライラ」は「幸せ」に変わった』ということです。
『気の持ちよう』という言葉があります。
昔からよく言われていますが、上記のように具体的な逸話を見て、物事は捉え方や考え方次第だということを改めて感じました。
社会生活を行っていく上で、他人に対して、「なんでそういう風に言うのかな?」「あの人のこんなところが嫌だ」と思うことも時にはありませんか?
また、仕事に対して、「つらいな」「やりたくないな」と逃げたくなることもあるかもしれません。
しかし、いつまでも心の中で不満に思っていたり、愚痴を言っていても、何も変わりません。
そんな時こそ視点を切り換えるチャンスです!
ほんの少し視点を切り替えてみることで気持ちが変わり、気持ちが変われば状況も変化し、必然的に
結果も変わってくるはずです。
『見方を変えればピンチはチャンスになる』
私たちの法人の行動指針にもある『いつでも前向き』の気持ちを大切に、これからも仕事や子育て
など、公私ともにいろいろなことに積極的に向き合っていきたいと思います。
(中野)
参考文献:『3秒でハッピーになる名言セラピー』
著 者:ひすい こたろう
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン