Column

~親の態度は子どもにどう影響するの?~

みなさんは我が子とどんな風に接していますか?

親の子どもへの態度や接し方はとても重要で、子どもにどんな声掛けをするか、どう育てていくか、

によって子どもの習慣が決まります。

また、家族の中で自分がどのようなポジションに立つのか、その人格形成がされていくのは2歳児から、と言われています。

例えば、近所の人や知り合いに我が子を紹介する時…

必ず、「うちの子は人見知りなんです」「何に対しても慎重なんです」と、繰り返しそのように話しをしていたら、聞いている子どもはどう思うのでしょう。

少しきつい言葉ですが、子どもに「レッテル」を貼ることで、子どもがそのレッテルに答えて行動する

かもしれません。

なぜなら子どもは、まだまだ経験が浅く視野も狭いので、強い思い込みを抱きやすいからです。

親にとっては何気ない言葉かもしれませんが、言われ続けると「自分はそうなのかな?」と、思い込んでしまいます。

また、“期待されているように振る舞わないといけない”と思い込んで無理をすることがあります。

しかし“良い子”であることに疲れた子が、わざと自分の悪いところを見せつけ“悪い子”のふりをすることもあるそうです。

我が子の姿を思い浮かべてみて下さい。

お父さんやお母さん、保育士など身近にいる大人の話す言葉や仕草を真似する姿を、よく見ますよね?

つまり“私達大人は見られている”のです。

大人が影響を与えているわけですから、「見られている」という意識を持って、行動や言葉に気をつけることが大切ですね。

園は子どもにとって、初めての小さな社会。ですから人としての良い見本となるように接しています。

さて、素敵な親子関係とは、どんな形でしょうか?

それは、一方的に親の意見を言うよりも、子どもを一人の人として尊重することだと思います。

特に親は、「こうしてほしい」という思いや期待がありますよね。

でも、子どもがどうしたいのか、自分で考えたり、実際に挑戦してみることが学びになり、成長にも

繋がります。

そうすることで、子どもは一人の人間として自立した大人になっていくことが出来るのです。(ソム)

◆チェック項目◆

・正しい言葉を使って、話しをしていますか?           Yes  or  No

・手以外の身体の一部を使って、ドアや椅子をしまっていませんか? Yes  or  No

・子どもの話しを最後まで聞いていますか?            Yes  or  No

・スマホを見ながら子どもと関わっていませんか?         Yes  or  No

・「ありがとう」「ごめんね」が伝えられていますか?        Yes  or  No


参考文献

『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』

著 者:岩井 俊憲

出版社:かんき出版