Column

~偉人に学ぶ生き様~

日々、コロナウイルス問題が報道され、落ち着かない日々が続いていますね。

ご家庭で育児と仕事の両方をこなしていて、皆様本当にお疲れかと思います。

また子ども達も外に出られないこと、保育園に通えないことで、さまざまな気持ちの変化が出てきて

いることと思います。

 お休みの間、少しでも子ども達に保育園のことを思い出してもらえるよう、また登園することを

楽しみにしてもらえるように職員の動画配信を行っていますが、いかがでしょうか?

子ども達と保護者の皆様の元気な姿にお会い出来ることを、私達職員一同、楽しみにしています。

さて、私事になりますが、今回の自粛をきっかけに読書の機会が増えました。

保育の本やビジネス本、自己啓発本などさまざまなものを読んでいますが、中でも最近のお気に入りはひすいこたろうさんの

『名言セラピー幕末スペシャル』という本です。歴史上の人物の逸話を面白おかしく、ポイントを押さえながら書いてあるので、スラスラと読めました。中でも、特に心に残った逸話を一つご紹介します。

 

嘉永(1853年)6月3日。

アメリカ合衆国・ペリー提督率いる米国艦隊が、江戸湾入口の浦賀沖(神奈川県横須賀市浦賀)に現れました。そう、黒船来航です。誰もが、「もうダメだ!」「おしまいだ…」と恐怖におののくのが普通の

状況の中、こう思った日本人がいました。

「すごい、なんだあれ!?よし、乗り込むぜ!」

吉田松陰です。当時24歳の彼は、その後本当に黒船に乗り込みました。

「黒船、俺もめっちゃほしい!」

坂本龍馬です。当時19歳。事実、この後龍馬は本当に黒船を手に入れます。

「俺らも作れるっしょ!」

実際、薩摩藩、佐賀藩、宇和島藩と3つの藩は、数年で黒船をなんと一から作ってしまったそうです。

(なんと黒船作りの一番の貢献者は、名も無きちょうちん屋さん。しかも黒船作りに任命された理由は、

なんとなく手先が器用そうだったからだそうです)

「怖い」と思ったら、黒船に乗る機会はなかった。

「怖い」と思ったら、黒船を手に入れることは出来なかった。

「怖い」と思ったら、黒船を作ることは出来なかった。

 

吉田松陰や坂本龍馬を始め、どんな逆境も楽しんで前向きに取り組み、乗り越えていった先祖達。

まさに男の生き様!自分自身の生き方について見つめなおす機会にもなりました。

『背中を見て育つ』という言葉がありますが、人は周りにいる人の影響を大きく受けて育ちます。

子どもにとって、周りの大人が人生を悲観するようなら、その子の将来はどんな人生になるのか。

また、周りの大人が人生を生き生きと楽しむようなら、その子の将来はどんな人生になるのか。

自分が持つ影響力を今一度心に留め、子ども達にとって、そして職員にとっても見本となれるような存在でいようと思います。