Column

2020年オリンピックに向けて

2020年7月24日~8月9日の17日間、ついにオリンピックが始まりますね!

今回は東京での開催ということで、歴史的瞬間を一目見ようと、観戦チケットの抽選会や

各競技、選手についての特集など早くも話題になっています。

私も今からワクワクしています(残念ながらチケットは当選しませんでしたが…)

同時に、オリンピック開催期間中の交通状況についての懸念もあります。

電車や車を使用した通勤にどこまでの影響が出てくるのか…

一部の企業では、早くも職員の通勤の対策に動き始めていると聞きます。

園を安全に運営するためにも、職員配置や勤務体制、勤務時間の見直しなど、対策を練ら

なければならない問題も出てくるでしょう。

とはいえ、歴史的イベント!

競技自体ももちろんですが、私はインタビューでの選手たちの言葉も楽しみの一つです。

その選手の今までの努力や困難、どのような気持ちで競技に臨んだか、喜び、悔しさなどが強く伝わります。

インタビューを通して、競技の結果だけでなく、そこに至るまでのストーリーを感じることが出来ます。

また、「チョー気持ちいい!」「そだねー」など、インタビューでの言葉がその年の流行語大賞になったりもしますね。

ちなみに、私の好きなインタビュー時の名言は、2012年ロンドン五輪、競泳の男子

400メートルメドレーリレー決勝後に銀メダルを獲得した松田丈志選手の、

『康介さんを手ぶらで返すわけにはいかないと話していたので本当に良かった』です。

何気ない言葉のようにも感じますが、チームとしての絆や信頼関係、北島康介選手への尊敬の念などが伝わります。

何より銀メダルを獲った直後の言葉が、自分自身でなく、まず人のためを思っての言葉

だった、ということに深い感銘を覚えました。

羽生結弦選手然り、内村航平選手然り…本当に全てを懸けて全力でやり尽くした人が

発する言葉だからこそ、見ている人や聞いている人の胸を打つのだと感じます。

東京オリンピックでは、いったいいくつのメダルが取れるのか、またメダルのみならず

選手の頑張る姿、そしてどんな名言が出るのか、さまざまな視点から楽しみたいと思います。

 このオリンピックという貴重な機会を逃さず、子ども達と一緒に調べてみたり、実際に

種目を体験しながら遊んでいく中で、関心を持てるような保育を行っていきます。

(中野 祐貴)