法人合同研修 ~フェス形式で取り組もう!~
毎年行われる、姉妹園すべての職員が集まる合同研修。今年は7月14日(日)に行われ、
関東・福岡の職員合わせて総勢約170名が参加しました。今年度の研修テーマは『active』。
職員の自主性・自発性を引き出すために、後半は座学ではなく、フェス形式で各園が自分達の特色を活かしたブースを作り、一人ひとりの職員が自分の学びたい・子どもに伝えたい研修を
選んで参加しました。
【統括園長の話】
統括園長の大江恵子からは、これからの時代についての話がありました。AIの台頭、ICT化
により便利な世の中になる一方、働き方や求められる人材に変化が生じています。
そう遠くない未来に、今人間の手で行われている職業の半分近くがAIにとって代わられると
言われています。しかし、その一方で、福祉の仕事はなくならないだろうとも言われています。なぜならば、「対人関係に重きを置く、人の心を扱う職業だから」です。心は、誰かの優しさに触れたり、誰かのために何かをしたり、人と関わることで育まれます。
私達も保育のプロとして、心を育む教育=心育を大切に、子ども達と関わっていきます。
【福岡の2園の発表】
1つ目は、『しぜん~夢中になるきっかけ~』というテーマ保育についての発表でした。
保育所保育指針の改定により新たに取り入れられた、非認知的能力(頑張る力、探求心、感情のコントロールなどIQで測れない心の力)。これにスポットを当て、探求心やわくわく感を育む『科学』を題材に一年間充実した保育を行っていました。中でも、「私自身がわくわくした一年でした」と、保育士がまず楽しんで参加することの大切さを改めて感じられた発表でした。
2つ目の、『生活発表会の作り方と映像について』では、福岡の園の発表会の動画の作り方や想い、そこに至るまでの道のりの発表でした。演出や構成もさることながら、「子ども達、保護者のために」という熱い想いを感じました。私自身、「負けていられない」「大塚の園でも、魅せ方を意識して素晴らしいものを作り上げたい」と強く感じる発表でした。
【フェス研修】
フェスでは計4コマ各40分あり、1回は自分の園の運営を担当、残りの3回は自分の参加
したいブースを選んで参加するという内容でした(文化祭のようなイメージです)
今回の各園のブースは、『わらべうた・伝承遊び・ハンドベル・和太鼓・体操・あるて・大型
積み木(大塚)・パワポの作り方・スワッグ作り・科学』でした。
どのようにしたら当日集客できるか、ブースの内容を決めてから集客に向けてのPRポスター作成、ブースの進め方や環境構成など…今まで受け身だった研修から、それぞれが主体的に
考え行動出来る研修になりました。今回一人ひとりが学んだ内容を保育に取り入れ、より深まった保育を実践していきます。
(中野 祐貴)