ありがとう
「ありがとう」「サンキュー」「シェーシェー」「コープンカ」「グラシアス」などなど、この言葉たちは、幸せになる魔法の言葉。
保育園でも、かなり早い段階で子ども達には「ありがとう」という言葉を伝えます。
助けてもらったら「ありがとう」、誰かにゆずってもらったら「ありがとう」、何かをもらったら「ありがとう」やさしくしてもらったら「ありがとう」などなど。
子どもたちの中でも、日々の会話の中で、この「ありがとう」という言葉は、とても多く飛び交っています。
そんな言葉が多く聞かれる時には、穏やかな空気が流れ、みんな笑顔です。
「ありがとう」という言葉は、自分が助かった時、嬉しかった時などに使うことがほとんどですが、
子ども達より少し長く生きてきた私たちは、少し角度を変えて、自分にとって何か言いづらいことを誰かが指摘してくれた時、自分の思い通りにならない時など、自分にとって嬉しいとは言えない場面に遭遇した時こそ、「ありがとう」ということばを心の中でとなえてみることができたら、素敵ですよね。
言いにくいことを言ってくれて「ありがとう」、思い通りにならないけど、きっと成長できるから「ありがとう」など・・・。
「ありがとう」は、魔法の言葉なので、気持ちが落ち込んでいる時でも言い続けていると、いつのまにか少しずつ心がほぐれていきます。
私は、毎日夜寝る前に3つのありがとうを日記に書いてきました。
○○くん、笑顔をありがとう、先生たち、今日も子ども達のために頑張ってくれてありがとうなどが多いのですが、先日、読み返してみると、思い通りにならない経験ありがとう、悩みがあることもありがとうなどと書かれている日もありました。必死に乗り越えようとしていたのかも・・・(笑)
また、「ありがとう」の言葉は、人や自然、出来事など自分以外のことに向けて使われがちですが、
是非、自分に向けてもたくさん使っていきませんか?
今日もたくさん働いた私にありがとう、私の体元気でいてくれてありがとうなど。
そうすることで、よく眠れるようになったり、副交感神経や心を穏やかにすることにつながるという
実験結果も報告されています。
これから少し先の世の中は、「スマホをかざしただけで自分の病気がわかる」なんていう時代になるらしいですね。想像もしない世界が広がっても、これからもたくさんの「ありがとう」という言葉を、多くの方々と、日々の出来事と、そして自分にも送り続けたいと思います。
子ども達へ
いつもかわいい笑顔を「ありがとう」、いつも楽しい発想を「ありがとう」、いつも先生たちに優しい言葉をかけてくれて「ありがとう」いつも元気でいてくれて「ありがとう」
保護者の皆様方へ
いつも暖かく見守ってくださり、「ありがとう」ございます。
一緒に子ども達の成長を見守らせていただき「ありがとう」ございます。
(岩澤)