あなたの部屋があなた自身です。
8月の初めに園内研修で、掃除の大切さ、掃除をおこなうことでもたらす効能などを確認しました。
環境整備担当の職員がパワポを作成して、研修をおこなってくれたのですが、その中で、「あなたの部屋があなた自身です」という言葉が私はとても心に響きました。
響いたというより、ドキッ!としました。答えはもちろん、最近、自分の部屋の整理整頓ができていなかったからです・・・。
整理整頓は頭の思考整理とつながっています。
部屋の整理整頓や思考整理がきちんとできていれば、仕事もはかどります。
仕事がはかどれば、他に時間が捻出できて、自分の時間に費やしたり、子ども達のためにもっともっとできることもあるかもしれません。
とにかく、整理整頓されている環境は、心地が良いですよね。
研修後は、あなたの部屋があなた自身です・・・という言葉を心の中でとなえながら、毎朝、部屋の1か所を掃除してから出勤するようにしています。
モンテッソーリ教育でも、環境はとても重要視されています。
環境と子ども達をつなぐのが大人であり、その環境は日々子ども達の発達や成長に合わせて整えておく必要があります。
その環境の中で、子ども達は自分でやってみて、失敗し、そこからまた挑戦して学び、
自分のものにしていきます。
環境を整えることは、子どもの成長を保証するだけでなく、怪我などのリスクを減らしたり、子どもの感性を刺激したりすることにもつながります。
何より、心地よいと感じる中で過ごせることは、情緒の安定につながります。
今後も、掃除という基本的なこと、当たり前のことを大切に考えていきたいと思います。
子ども達が日々おこなっている掃除は・・・
使った机の上を拭く、床のゴミ拾い、台拭きを洗う、夕方のごみ集め、棚の中の整理などです。
他に、年末には園内中の掃除を職員と一緒におこないます。
おうちでも、子ども達が掃除をできる場所と時間を是非作ってみてはいかがでしょうか?
話しは変わりますが、全日本のサッカーチームが、試合後、ロッカールームを自分たちで掃除をしてから帰ったり、サポーターも自分たちの応援席を掃除してから帰るということをおこなっていることで、世界中から賞賛をされたという記事を見ました。
日本には「立つ鳥あとをにごさず」ということわざもあります。
日本人の立ち居振る舞いは、世界から見たらとても素敵だそうです。
(岩澤)