西日本の災害にあたり・・・
毎日のようにテレビでは、西日本の豪雨による災害のニュースが報道されています。
日に日に被害が大きくなり、心が痛みます。
最近、日本中、世界中のあちらこちらで様々な災害が起こっていますね。
先日、テレビを見ていたら、「まさか自分の身にこんなことが起きるとは思ってもいなかったし、今まで何十年も生きてきて、こんなことはなかった。そして、警報が出されて、本当はすぐに避難しなければならないとはわかってはいたが、大丈夫だろうと思っていた。なめていた・・・。反省している」というような話をしている方がいました。
きっと、誰もがそうなんだと思いました。自分の身には起きない・・・と、どこか対岸のこととして考えているのだと・・・。
でも、そうではないんだ。いつ自分の身に同じようなことが起きても不思議ではないんだと今回は強く思えました。
私たちは、何か大きなニュースがあった際は、嬉しいことも悲しいこともなるべく子ども達に伝えて、一緒に考えたいと思っています。今回のことも、事実を伝えました。
年少さんは正直あまりよくわからないという感じです。年中さんは、雨がいっぱい降っているという事実はわかっていました。年長になると様々な気持ちが育ってきているので、かわいそう、食べるものがないんだってあげたいね、山が崩れたからおさえたかったけどできない、などという声が聞かれました。今までたくさんの経験をしてきた子ども達は、これまでの経験を通して味わった気持ちを思い出したり、照らし合わせながら必死に気持ちを伝えようとしていました。
ここで私たちは、今、何ができるでしょうか?
募金すること?ボランティアに行くこと?心を寄せること?この経験を自分達にいかせないかと考えること?自分の周りに起き得る災害について確認すること?などなど、できることはたくさんあるのではないでしょか。
どうか、ご家庭でも子ども達と話しあってほしいと思います。わからなくても良いのです。話が脱線していっても良いと思います。ただ、そのニュースに触れるということをしてほしいと思います。触れることで、自分だけでなく、どこかで困っている人がいるのは他人事ではないんだという気持ちを少しずつ感じてくれたらいいなと思います。
大人の私たちでも、どこかで起きていることとして捉えがちなのですから、子ども達は
もっともっと???という感じかもしれません。
それでも、その話題に触れるということで、私たち大人も考えますし、子どもも思いを
寄せることができます。
そんな時間を大事にしていけたらいいと思います。
今夜の会話に是非提案させてください。
(岩澤)