Column

笑顔の効能

当法人、清香会の行動指針の一つめは「いつでも笑顔」です。

これは、子ども達と関わる際だけでなく、保護者の皆さま、地域の皆様、そして職員同士、笑顔でいることでまず互いに安心感が生まれます。安心感がある環境は居心地が良いです。居心地が良い空間では、誰もが自己表現や意見を言いやすく、一人ひとりが自分らしく過ごせます。そんな空間を目指しています。

子ども達には、なるべく多くの笑顔の中で成長してほしいと思っています。

皆さま、最近笑っていますか?お腹を抱えて笑ったことはどのくらいありますか?

笑顔はドーパミン、アドレナリン、コルチゾールなど、ストレスを減少させるホルモンを分泌させ、エンドルフィンのような幸せホルモンを分泌し、血圧を下げる働きがあるようです。

その他にも、作り笑顔でもチョコバー2000個分の同じ効能が得られるという研究結果もあるようです。

究極を言えば、笑いで病気が治ってしまった・・・なんていう報告も聞いたことがあります。

とにかく、笑顔でいるだけで、いいことはあるけど悪いことはほとんどないかもしれませんね。

しかし、もちろん大人の私たちはいつもいつも笑っていられるわけではありません。

仕事に家事に事務作業、やることは山積みなのに、思ったように片付かない、思ったように進まない・・・なんてことは日常茶飯事です。

でも、そんなときこそちょっと一息深呼吸して、無理やりでも笑顔を作ってみませんか?

思いのほか気持ちが落ち着いて、作業がはかどったりするかもしれませんね。

子ども達は笑顔の天才です。子どもが見せる笑顔の回数は1日に400回にも達するそうです。

絶えず笑顔でいる子どもがそばにいると、自分まで笑顔になってしまうということがよくありますよね?笑顔は伝染するものです。

そして、喜ぶべきことに、人間は生まれながらにして微笑んでいるらしいのです。3D超音波の技術を使ってみてみると、発達中の胎児は子宮の中で微笑んでいるというのです。

人間は社会という集団の中に身を置きます。

これから先、子ども達はこの社会という荒波の中で、様々な経験を重ねていきます。

壁にあたることも数多くあると思います。押しつぶされそうな気持ちを味わうこともあるかもしれません。そんな時に、笑顔という誰もが本来持っているすばらしい力を思い出せるよう、そして、困っている人に最高の笑顔を向けられるよう、私たち大人がまず笑顔を実践していきませんか?

 

2018年も、笑顔いっぱいの大塚りとるぱんぷきんずでありますように・・・。

(岩澤)