あけましておめでとうございます
年末年始、いかがお過ごしでしたか?
2025年の干支は『巳』です。「巳」という字は胎児の形を表した象形文字で、子宮が胎児を包む様子が由来とされています。また、巳(ヘビ)が冬眠から目覚め地上に這い出すことから、冬に根をはった草木が芽を出し「新しい種子が生まれる」という意味があると言われています。
このようなことから巳年は、力を蓄えていたものが芽を出す「起点」の年、脱皮する特性と併せ「再生と誕生」を意味する年と言われています。他にも巳(み)と実(み)を掛けて「実を結ぶ」年と言われたりもするそうです。とてもいい年になりそうですね!
さて、2025年もスタートしました。皆さんは、今年の目標や抱負などはありますか?
私は自分自身というよりは、子どもありき、になるのですが「実体験を大切にしよう」です。
様々なところで「経験と体験」をたくさんしたいなと思っています。
欲を言えば、季節を感じられる場所に行きたいと考えています。
なぜ、そう思ったかというと、昨年の10月、娘と一緒に川越に芋ほり体験をしに行きました。3歳になる娘は芋ほり初体験です。茎に沿って土を掘り進めていくと、大きくて立派なさつまいもがたくさん収穫できました。その掘ったお芋はお土産として頂けたのですが、あまりの重さに驚きです。娘も持とうとしましたが、娘の力では持ち上げることもできません。でも「持ちたい!」と言うので、お芋をひとつ袋に入れて渡すと、「重い!重すぎる…」と弱音を吐いていました。家に帰り、芋を洗ったり、日の当たる場所に置いて乾燥させたり、という時間をかけて蒸かし芋にして食べてみると、感動のおいしさでした。
その数日後、娘が「これ読んで」と『ねずみのいもほり』という絵本を持って来ました。
内容は、ネズミのきょうだいが芋ほり大会に行き、大きなお芋を掘り、帰りはその芋をカヌーにして帰ってくるというお話です。芋の重さを身をもって知った娘は、「こんな大きなお芋、ネズミさんは持てないよ」「ネズミさんは(小さいからこの大きな)お芋に入れるね」など、得意げに話をしていました。実体験をもとに、想像しながら物語を楽しんでいたのだと思います。
乳幼児期は“実体験”が大切です。水を触ったことがある子は、水が冷たいという事を知り、蛇口から出ている水を見ると「冷たそう」とイメージができるようになります。これが絵や文字になっても同じイメージを持ちます。自分が体験、経験した
ことを元に、子ども達は、想像したりイメージを膨らませるという事が自然に出来るようになるのです。
皆様も是非、子どもと“一緒に体験”を楽しみませんか?
来月は、1年の集大成ともいえる“生活発表会”です。本物の舞台に立つという経験を通して、子ども達の自信につながるといいなと思っています。また、保護者の皆様にも楽しんでいただける仕掛けも考えておりますので、どうぞご期待ください。 (中川)