Column

今年の夏に備えて

今年の夏は、観測史上1位の暑さになる、と言われていますが、皆さん、暑さ対策は万全ですか?
地球温暖化の影響で、毎年猛暑の日が増えていますね。
去年の6~8月の平均気温は、平年より1.76℃高く、観測史上1位の暑さだったそうです。
しかし、今年の4月の時点で平年より2.76℃高い気温が出ていることから、昨年よりも暑い夏が訪れると言われています。
回数で見てみると…2023年、東京都心で7月に最高気温37.7℃を記録し、最高気温35℃を越える猛暑日を22回、最高気温30℃を越える真夏日を90日も観測するなど、記録的な暑さでした。
2024年はこの暑さを上回るという予想も出ています。
人は、体にこもった熱を放出して体温を下げるために汗をかきますが、子どもは、汗をかく機能が未熟なことから暑くても汗をかけない子もいます。
そのため、子どもは大人より熱が体にこもりやすいことがあります。
また子どもは大人より身長が低いため、地面からの熱を受けやすく、大人が体感している気温より暑く感じています。
メリッサやマジョラムの子ども達は、自分の体調の変化を大人に伝えることも出来るかもしれませんが、カモミールの子ども達は大人が気にかけてあげましょう。

~予防策として~
・朝ごはんをしっかり食べましょう!
もちろん、水分補給は大切です。しかし、水分だけでなくほどよい塩分補給も重要です。
朝ごはんを食べることで、塩分補給にもなり、体温調節するための代謝を活性化することも出来る
ので、熱中症のリスクを軽減できます。
・冷房の温度には注意しましょう!
熱を作る筋肉の量が大人より少ないため、大人より体は冷えやすいです。
また冷たい空気は下に下がるので大人の体感より子どもは涼しく感じています。
部屋を冷やし過ぎることで、血管が収縮したり、自律神経のバランスが崩れてしまったりすることがあります。暑い夏は、冷房とうまく付き合っていく必要があります。
ポイントは…
①外気との温度差を5度以内にする。
(-5度が目安ですが、猛暑が続いているので、下げ過ぎないよう調節して
ください)
②風が直接子どもの体に当たらないようにする。
夏は室内25~28℃、湿度55~65%
冬は室内18~22℃、湿度50~60% が理想です。
夏は楽しいイベントや夏休みを取るご家庭もあると思いますが、熱中症に気を付けて楽しい夏を過ごしましょう。

園ではプールや水遊びが始まります。子ども達の安全を守りながら楽しんで活動出来るように努めてまいります。
※環境省から出ている、暑さ指数を基に戸外での活動の有無(水遊びも含む)を決めています。
そのほかに、雷注意報、光化学スモッグが出ている場合も外での活動は控えています。 (中川)