子どもの生活は大人がコントロールしましょう
今年度もあと2ヶ月で終わりですが、その前に皆さんお待ちかね(?)生活発表会があります。
現在、インフルエンザなど感染症と子どもも大人も戦っていますが、『一年の集大成=これぞ、エデュテイメント!』ですから、皆で迎えられることを祈ります。
さて表題のようにするためには、私達大人はどんなことを意識したらいいでしょう?
まずは生活全般、そして感情面ではないかと思います。
【生活面】 これは一般的に誰でも知っている『早寝早起き朝ごはん』ですよね。
休みの日でも、子どもの身体(成長)を考えたら普段と変わらず、いつもの時間に寝て、いつもの時間に起きて朝食を摂るのがいいです。
年長児でも1日10時間ぐらいは寝た方が良い、と聞いたことがあります。
『早寝早起き朝ごはん』のためには、まず先に『早く起きる』ことから始めると習慣になるとのこと。
例えば朝6時半に起きて、夜8時半に寝る。或いは朝7時に起きて、夜9時に寝る、という具合です。
不規則な睡眠習慣は生体リズムを乱します。私たちは朝に目覚めて明るい光を浴びてから約14時間後より徐々に眠気を感じるように体内時計(生物時計)がセットされています。生活リズムが不規則な子どもでは、毎日の体内時計の時刻合わせがまちまちであるため、寝つき時刻も目覚め時刻もますます不規則になっていきます。特に週末に寝坊をする子どもは体内時計を整える強い光(太陽光)を浴びる機会も逃してしまい、夜更かし型に拍車がかかります。 小児の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増悪させたりする危険性があります。適切に対処していくには「早起き・早寝」という基本的な生活習慣から見直すことが必要です。
三島和夫 秋田大学大学院 医学系研究科精神科学講座 教授
この“14時間後”を考えると、朝7時に起きたら夜9時に眠くなる、というリズムになります。
スゴクいいですよね~!
【感情面】 子育て中は嬉しいことや子どもの成長に驚くことも、たくさんあると思います。 『大人がコントロールする』点で考えると、『主導権は大人』ということです。
例えば「あれが欲しい~!」と駄々をこねたり、「これが食べたい!」とお菓子やジュースばかり欲しがることって、ないですか? 子どもの健康(糖分・塩分・脂質の摂り過ぎ)を考えたら、大人と同じように食べたり飲んだりさせちゃダメなんですよ。⇒コレ本当に声を大にして言いたい!
子どもは感情もまだまだ未熟なので、ちょっとのことで泣いたり笑ったりしますよね。
つまり【そんなに子どもの言いなりにならなくても大丈夫】ということです。
「○○だけ食べたら今日はおしまい」と毅然として言う=子どもがグズグズ言っても、もうそれ以上取り合わない。 (ここが大人の頑張りどころ!)
これを繰り返すうちに、子どもの方でも感情をコントロール出来るようになります。
皆さんも子どもの良き成長のために、『大人の役割』として実践してみて下さいね。
合わせて7月のコラムも読んで頂ければ嬉しいです。 (加賀谷)