Column

もうすぐ運動会!

日中はまだまだ暑いですが、朝晩は少し涼しくなりましたね。

さあ、来週はいよいよ運動会です。

コロナ禍での3年間は新井薬師公園で、マジョラム(幼児クラス)だけで開催したこともありましたが、今年は以前のように全学年一緒に行います。

マジョラムの保護者の方は、0.1歳児の様子を見て「うちの子もこんなだったな~」と今の成長を感じて頂ければ、と思います。

カモミール・メリッサの保護者の方には「大きくなったら、あんなことも出来るようになるんだ」と我が子の未来を想像して頂ければ、と思います。

どちらにしても『見物する運動会』というより、保護者の皆さんも♪いっとうしょう体操で準備運動して、子ども達と一緒に楽しむ運動会にして下さいね。

9月の園だよりにも載せましたが、清香会では乳幼児であっても『勝敗を経験することは大切』と考えています。

負けて悔しい思いをしても、「自分達も頑張ったよね。相手チーム、よかったね!」という気持ちを育てたい、と思うからです。

 さて、4大行事(夏祭り・運動会・クリスマス会・生活発表会)も然り、ですが清香会では【本物志向】にこだわっています。

普段の保育の中で、例えば『食育』にスポットを当てると…

菜園活動で育てた果物や野菜を、上手く収穫できればクッキングに入れたり、制作などの活動で使ったりしています。

また、給食で使っている食器はプラスチックではなく磁器食器なので、落としたら割れます。

「危ないから」と遠ざけるのではなく、「本物の手触り、口触りの良さ、重みなどを感じる」とか「本物だからこそ丁寧に扱う」を、敏感な子どもだからこそ味わって欲しいのです。

毎月のクッキングでは、年中・年長になるとピーラーで野菜の皮を剥いたり、子ども用の包丁で切ったりします。

この包丁も、小さいとは言え本物なので、気をつけないとケガをします。

でもこの「気をつけて使う…」という意識を持って扱うことに意味がある、と思います。

給食やおやつの時、1歳児から自分のコップにお茶や牛乳を注いでいます。

1歳児はまだ手首のコントロールが効かないので、一発で勢いよく「ジャッ」と入れます。

そのため子どもが注ぎやすいように、コップ1杯分の量をピッチャーに入れておきます。

1歳児でも「自分のことが自分で出来る」嬉しさと達成感を味わい、自信にも繋がります。

『こんなに小さい子から、そんなことするの?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもは何でも自分でやりたい!と思っているので、その子どもの発達に合わせて準備することで、出来ることは意外とあります。

お茶をこぼしたとしても、子ども用の布巾で自分で拭けばいいので失敗ではないんですよね。

 
さあ、運動会も晴れの舞台です。只今全学年、準備中。

小学校の体育館という、いつもとは違うちょっと大きな会場で、子ども達も緊張するかと思いますが、その経験も大事です。皆で盛り上げて、楽しい運動会にしましょう!     (加賀谷)