Column

言葉の有難さ・大切さ

以前にも【言霊(ことだま)】について書きましたが、言葉によって、大きく左右されることがありますよね。

ステキな言葉を聞けば力を貰えるし、時にはダメージを受ける場合もあります。

皆さんも、そんな経験はたくさんしてきたことでしょう。

自分で発した言葉も「あんなこと言わなきゃよかった」と後悔する場合もあれば、人助けになる

メッセージを伝えられたこともあると思います。

とにかく言葉には特別な力があるようです。

清香会がお世話になっている法律事務所があります。

そこの主宰の弁護士さんが、毎月メールで「心に響くような言葉」を送って下さいます。

私も今までそのメッセージに、たくさん助けられてきました。

例えば、一休さん(沢庵和尚)の言葉【大丈夫・心配するな・何とかなる】

これは、お弟子さん達に「もし本当に困ったことが起きたら、この中身を読みなさい」と遺言したものだそうです。

いよいよ本当に大事件が起き、「今こそ見るべき」と開けてみたら、この言葉…

お弟子さん達は思わず力が抜けて、でも「その通りだ」と運を天に任せるような気持ちで臨んだら

本当に何とかなった、という話です。

皆さんも仕事上やいろんな状況で、こんなエピソードありませんか?

気負い過ぎない方がスムーズにいくこともあるんですね。

この逸話を知ってから、私も度々この言葉【大丈夫・心配するな・何とかなる】を使っています。

面白くて、自分も相手もちょっと元気になりますよね。

有難い言葉です。

普段の生活の中で、子ども達や職員は勿論、保護者の皆さんやいろいろな方に話をさせて頂く

機会がありますが…

今までの自分のマズイ経験(言葉が足りずよく伝わらなかったり、うっかり失礼なことや間違ったことを言ってしまったり…)から(笑)、気をつけようと思うことがたくさんあります。

その1つが「まずは相手の話をよく聴くようにする」です。

例えば子どもでも、その場面だけを見ると、その子がトラブルを起こしているように見えます。

「それは良くないよね」と言ってしまう前に「どうしたの?」と平常心で聴く。

“きっと、こうだろう”と決めてかかるのでなく、ジャッジせずに聴こうとする。

するとそのトラブルは、逆にその子が迷惑を受けていると判明することがあります。

つまり、「自分の思い込みで判断してしまわないよう」に意識して聴くことが大切…なんですね。

落ち着いて聴いてからベストな言葉を選んで発信した方が、丁寧だし相手に対しても失礼に当たらないです。

皆さんの「ホッとするようなエピソード」や「有難いな~」と思った言葉など、たくさんあると思うので、是非お聞かせ下さいね!                                                      (加賀谷)