クリスマスによせて~心の栄養~
いよいよ今年もあと1ヶ月となりました。
よく言われる「平成最後の」12月ですね。今、街はクリスマス一色。
装飾も綺麗で、何となく心躍る季節ですね。
お家でもクリスマスを楽しみにしていることでしょう…
大人の皆さんはクリスマスが救い主イエス・キリストが生まれた日、というのはご存知ですよね。
これから園でもクリスマスにちなんだ絵本を読むことが増えてきます。
歴史を追った本当の意味の絵本や、サンタクロースが出てくるストーリーなど、いろんな種類のクリスマス本があるので、それぞれの世界で楽しんで欲しいと思います。
どれにしても、子どもにとっては読んでもらうこと自体が嬉しい体験。
どんな絵本でも、『読んでもらう』ということが心の栄養になります。
園ならば、友達と一緒に聞いて、楽しい時間・空間を共に過ごすことで一体感や幸せを感じるでしょう。
お家では、ゆったりリラックスした中で、身体を寄せ合いながら読んでもらえる安心感が、幸せなひと時になります。
良い本の出会いと温かいシチュエーションが、子どもにとってどんなに大切か!
子ども時代だからこそ出来る親子の触れ合いですから、そんな時間を大事にして下さいね。
仕事・家事・育児…と毎日本当に忙しいかと思いますが、本を読んであげるのは10分ぐらい。
(何度も「読んで~」と言われるとは思いますが…)
何とか時間を捻出してみて下さい。
また休みの日に図書館に行ってみるのもいいですね。
子どものコーナーでは季節にちなんだ装飾や本の紹介がなされています。
時間が合えば『おはなしの部屋』などという読み聞かせのイベントもあったりします。
大人にとっても「読んで貰う」機会は楽しいですよ。子どもの頃から本に親しむ、は大事ですね。
本の世界では、その主人公になって夢や冒険を疑似体験したり、真実を知ったり。
考えるきっかけにもなるし、心の奥で感じたことが糧となり、生きていく力にもなったりします。
そして良い絵本からは『良い言葉のシャワー』がたくさん浴びられます。
さあ、クリスマスの絵本をきっかけに、改めて『読んであげる』を実践してみて下さい。
大人の方も何だかホッとする、いい時間になると思いますよ。
『クリスマスのものがたり』(福音館書店/フェリクス ホフマン 作/生野幸吉 訳)
『子うさぎましろのお話』(ポプラ社/佐々木たづ 文/三好碩也 絵)
『サンタさん ありがとう』(福音館書店/長尾玲子 文・絵)
『まどから★おくりもの』(偕成社/五味太郎 作)
『ちいさなもみのき』(福音館書店/ブラウン 作/クーニー 絵)
『ビロードのうさぎ』(ブロンズ新社/マージェリィ・W・ビアンコ 原作/酒井駒子 絵・抄訳)
↑↑これは是非とも大人に読んで頂きたい絵本。加賀谷のお勧めです。