Column

子どもにとって大切な休養・栄養・運動

 

 以前メリッサ(ハニー)懇談会で「皆さんのお宅では、何時に寝ていますか?」という質問が出ました。

ご家庭により「早く寝かせたいが、なかなか…」「親の方が先に眠ってしまっている」「休みの日は

昼寝しないので、夜は早く寝る」「朝、親より早く起きて遊んでいる」と、さまざまですが、どこのお宅でも遅寝は気になっているようでした。

 

 そこで私が以前、研修で聞いた早稲田大学の前橋 明 先生の話を、紹介させて頂きます。

5歳児でも1日10時間、睡眠時間が必要だそうです!

しかも「遅寝遅起き」の10時間ではなく、「早寝早起き」(21時前~7時前)の10時間です。

それはなぜでしょう…

太陽のリズムに合わせて生活をすると、体温調節が上手くいき、自律神経も上手く機能するということです。

自律神経の働きで体温調節が行えるんですね。

朝になって目が覚めると体温が上がり、夜になって活動を終えると下がります。

子どもにとって、「日中は体温が上がって活動的になり、夜は下がって眠くなる」というリズムが

とても重要だそうです。

良い睡眠をとって朝も早く起きると、食欲が湧いて朝ごはんも美味しく摂れます。

ただ、朝食で大事なのは「食物繊維が含まれた栄養分たっぷり」の食事。

例えば、雑穀入りのご飯、納豆などの豆類、サツマイモやキノコ類…

そして、ある程度の量も食べないとトイレに行かれません。

よく「朝起きたらコップ1杯の水を飲むといい」って聞きますよね。

お茶だと利尿作用があるので、水がいいそうで、その上に朝ごはんをしっかり食べれば、トイレにいきやすくなります。

 登園は徒歩ですか?距離にもよりますが、出来れば頑張って歩いて保育園まで来ると、親子で運動になっていいですよね。

保育園では外遊びに出たり、メリッサ以上の子は週1回ですがスポーツ教室もあります。

「さくらんぼリズム」などで身体を動かす機会もよくあります。

もちろん昔ほどの運動量か、と言えば、なかなかそうもいかないのが現状だと思います。

だからこそ親子で歩いたり、触れ合い遊びなどをして楽しく身体を動かすことも大切ですね。

【休養】【栄養】【運動】の3つが繋がっていて、子どもの成長にとって重要なのは、皆さんも

よくわかっていると思います。

けれども「仕事の関係で、なかなか思うように生活リズムが作れない…」というご家庭もたくさん

あるでしょう。仕事・家事・育児…と時間もなく、本当に大変ですよね。

でも諦めないで気に掛けていきましょうね!

せめて休みの日は早起きして活動し、夜は早く寝る…というように。

小学校へ上がるまでに、何とか良い生活リズムを作って、元気な身体と心が育つようサポートしていきましょう!                              (加賀谷)