Column

どう伝える?お金の使い方

先日、マジョラムの子ども達がお店屋さんごっこをしました。長い準備期間の中で、一生懸命

お店の商品を作って、せっせと開店準備をしていました。当日、職員から配られたのはお買い物袋と「pumpkin pay」です。最近ではすっかり、この電子マネーの方が子ども達には親しみがあるようです。

しかしその一方で、形として見えないお金のシステムや、扱い方などを今後どのように伝えていくか、を考える必要が
あると感じています。

息子も少しずつお金に関心を示すようになってきたので、使い方をどのように知らせていこうか?

とSNSで調べていました。以前調べた記事の中に、こんなものがありました。
アメリカでは「子どもに言ってはいけない言葉」として必ず出てくる言葉があるそうです。それは

                   「お金がないから買えないよ」

              なぜ、この言葉を言わない方がいいのでしょうか?

それは買うか買わないかは自分の意思ではなく『お金次第になっている』からです。

逆を言えば、お金があれば買える、お金がある時はあるだけ使ってしまう、という思考につながりかねない、
ということらしいのです。

それでは、代わりにどんな言葉を使うかというと…「他の物を買うから、これは買わないよ」

「旅行をするためにお金を貯めているから、今は買わないよ」と、買えるからと言って買うべきとは限らない
ということを伝えていくそうです。

そしてもう一つ。上記の方法に加えて実際に今私が実践している方法があります。

買い物中に「お菓子買って!」とねだる場面、ありますよね。このときの一言が重要らしいのです。
以下をちょっとイメージしてみてください。

A:「1個だけ買っていいよ」   B:「1個だけ買うんだよ」

微妙な言葉の違いですが、意味が違ってきます。前者は子どもの要望に対して、こちらが応えています。
後者はこちらから指示を出している、つまり買うかどうかを親が決めている、ということになります。
駄々をこねれば買ってもらえる、ではないということですね。

「明日のお出かけに持っていくおやつが必要だね、だから今日はお菓子を1つ買うよ」など、子どもが欲しいから
買うのではなく、必要だから買う、という伝え方になります。

こういったちょっとしたテクニックだとハードルが低く取り入れやすいですよね。

このほか、伝え方のニュアンスなどはプロの方に相談してみよう!ということで、先月の懇談会では年長児の親子を
対象に、外部の方にお金の使い方レッスンをしていただきました。ここでの気づきはまた別の機会にお伝えしますね。
お金の使い方…奥が深いです。

うちではこうしてるよ!というお話があればぜひ教えてください。


                                   (尾池)