Column

挨拶が持つ5つのパワー

『挨拶が持つ5つのパワー』

新年度が始まって1か月が経ちました。入園した子ども達は、職員との信頼関係を築きながら少しずつ笑顔も増え、
落ち着いて過ごせるようになってきたと感じます。
進級した子ども達も1学年上がったことでお兄さん、お姉さんになった自信が行動にも表れています。

さて、新しい年度を迎えると「挨拶回り」を多く見受けます。園は様々な取引先の方々の力によっても
成り立っていますから、建築関係や教材関係、給食関係など、いろいろな方が園を訪れ、私達や子ども達に
挨拶をしてくれます。挨拶は【心を開き、その心に近づく】という意味を持っているそうです。
そこで今回は挨拶が持つパワーを紹介します。

 

★印象の良さを与えられる★

第一印象は、のちの関係性やコミュニケ―ションに影響を与えやすいと言われています。

明るく丁寧な挨拶をすることで相手に対する好印象を形成するのに役立つそうです。

★緊張をほぐす★

相手とのコミュニケーションを開始する最初のステップで、緊張を和らげる効果があります。

距離感が縮まり、不安や緊張が軽減されることがあるようです。

実際にプレゼンの場でも、話し出す前は緊張していても、話し始めると(自分が声を出すと)

緊張が解かれていく感覚があります。

★感謝を伝えられる★

相手に対する敬意や親しみを示す手段の一つでもあります。

相手に対する感謝の気持ちも生まれやすく「ありがとう」と伝える機会も増えます。

それにより、お互いの関係性を構築します。

★存在を認めている、ということを示せる★

「心を開く」ということは「存在を認めている」ということになります。

 挨拶を交わすことで、お互いが互いの存在を認め合い、相手を尊重していることが伝わります。

★仲良くなるきっかけになる★

挨拶は仲良くなるため、信頼関係を築くための最初の一歩です。

たとえば一年間に1回30分間話すのと、毎日15秒でも欠かさず挨拶を交わしている関係で

はどちらの方が話しやすさがあり、心が開きやすくなるでしょうか?

短い時間でも挨拶を積み重ねることで、その後の円滑なコミュニケーションにつながります。

 

清香会では、「立ち止まって挨拶する」ことを心掛けています。それは、前述のような意味合いを意識していることに加え、
私達大人が「子ども達の見本」だからです。

4月から新たに職員の一員となった1年目の職員にも、こうした立ち居振る舞いや、法人が大切にしている
心得を伝えています。
1年目とはいえ、挨拶に経験は必要ないですもんね!

年度が変わって慣れない環境に多くの人がまだ緊張している時期です。私達の挨拶が何らかのパワーを
生み出し、互いが気持ちの良い朝のスタートを切れるよう皆で実践していきます。

一年間どうぞよろしくお願いいたします!                           (尾池)