子どもサイズ
昨年期間限定でオープンしていた「こどもの視展」をご存じですか?
子どもの視点に立って見えてくる日々の暮らしや、社会の在り方について考える体験型の展示会です。
子どもの発達や身体のことを分かりやすく展示してくれていたので、ここで少しご紹介させていただきます♪
【朝食の一コマ】
日本人男性の手のひらの平均サイズは2歳児の約1.8倍。
牛乳パックやコップも大人と比較して約2倍のものを利用していることになるんですね!
私たちが毎日使っている牛乳パックが2倍の大きさになったら…こぼさないように注ぐのは大変!ということが
想像できるかもしれません。
これを考えると、私たちが食べている食パンのサイズ。子どもにとってどんなに大きく見えているのでしょう?
【大人のランドセル】
小学生のランドセルの平均重量は5.7キロと言われています。
それを成人男性の体に換算すると何キロになるでしょうか?
正解は、なんと約19キロ!(…2ℓのペットボトルが10本?!)
20キロ近いものを背負っての登下校。想像以上の重さに驚きますね。
9月の懇談会でも、「小学生の荷物は多い」という話題になりました。
始業式や終業式になると、その荷物の量はいつも以上に増えて、家でも一時保管場所にも困ります、という話も…
園では自分の荷物は自分で持つ、ということを伝えています。
特にマジョラムになったら、小学生になる準備として、自分の荷物を自分で持つことを習慣にしていきましょう!
園の基盤になっているモンテッソーリ教育では、「子どもサイズであること」を大切にしています。
いろいろなことに挑戦したい!やってみたい!と思った時、自分のサイズに合わないがために、こぼしたり、
思うようにうまくいかなかったら、どう感じるでしょう…
園ではピッチャーや雑巾なども子どもが自分で扱いやすいサイズを模索し、手作りで準備しています。
子どもが扱いにくそうにしているものは、実はサイズが合っていない可能性があるかもしれません。
そんなときはぜひ、「子どもサイズ」か、見てみてくださいね!
★こどもの視展は、現在「こどもの視点カフェ」として営業しているそうですよ! (尾池)