Column

~生活発表会の裏側~

生活発表会の裏側

 

12月になり、寒さも強まってきました。

今年度もあと4ヶ月。これからは行事が目白押しの季節です。

今回は生活発表会の裏側を少しだけご紹介します。

 

会場について

生活発表会は年度の集大成と捉えており、【本物志向】を大切にしている清香会では、外部の

ホールを借りて、子ども達に【本当の舞台・音・照明】などを体験して貰いたい、と思っています。

ところが実際に会場を借りるのは、なかなか簡単にはいかないのです。

抽選制の所や1年2ヶ月前から、或いは半年前からの先着順であったり、区内の団体以外は制約がある…など、さまざまです。

なおかつ土日を希望しているので倍率が高くなります。

そのため近隣の3園(中野りとるぱんぷきんず・荻窪りとるぱんぷきんず)と協力し、杉並区・

中野区・練馬区の会場のどこかを取ることを目標に、毎年抽選に申し込みをしています。

今年度は「座・高円寺」を無事借りることが出来ました。

昨年度までは中野ZEROの小ホールや大ホールを使っていましたが、会場が変わると、

舞台の大きさ・舞台装置・楽屋などさまざまなものが変わるので、会場に合わせた演出や構成を

考えています。またコロナ禍の為、今までは感染状況によっては会場から客席数の制限などがあり、

保護者の皆様にご協力いただきました。

 

練習の様子

 舞台を経験している子ども達は、今までの経験からイメージが付きやすく、意見もたくさん出てきます。衣装合わせもワクワクドキドキ。一人ひとりのサイズに合わせて衣装の調整をしている時の表情はとても素晴らしいものです。

練習もたくさんやり過ぎるともちろん飽きてきてしまう子もいますし、反対に自分の配役以外の役のセリフやダンスを覚えて一人芝居が出来るまでの子もいます。

私達としては、ある程度は教え、劇としての内容が分かるようにし、子ども達が楽しみながら練習に参加することが出来るラインを毎年探りながら行っています。

 

発表内容について

日々の保育の中で子ども達が学んだこと・体験したことの発表を中心に考えています。

私達は4月に入る前に、一年間子ども達がどんな風に育ってほしいのか?どんな経験をしてもらいたいのか?などの話し合いを重ね、一年間の「テーマ」を決めて新学期を迎えます。

とは言え、保育は保育士の思いだけで進めるのではなく、子ども達の発想や意見によって変化し

発展していきます。

保護者の皆さんにも、一年間子どもが学んだこと・体験したことを一緒に振り返っていただき、

子どもの成長を感じる時間になれば嬉しいです。                (染谷)