あいさつは感謝を伝えるチャンス
新年度が始まって早1か月。
初めての園生活に緊張している子、クラスが変わり少し不安そうな子、親元から離れ泣いてしまい
保育士に抱っこしてもらっていた子…4月当初はそのような姿も見られました。
最近では少しずつ園での生活に慣れ、職員と信頼関係を結ぶことで、笑顔で落ち着いて過ごす時間が
増えたように思います。
昨年は新型コロナウイルスの影響により私達の生活は一変し、行事の変更や顔の半分以上をマスクで
覆われた中での保育でした。
子ども達が日々成長する上で、出来ることは何か?子どもにとっての一番は?
これからもWithコロナの中で最善の保育を考えていきます。
さて、進級式・入園式の日に、子ども達に「毎日元気に『おはようございます』『さようなら』と
あいさつをしましょうね。」と約束をしました。
すると、緊張気味の子どももいますが、毎朝「おはようございます」の声が響きわたっています。
あいさつは【心を開き、その心に近づく】という意味を持っているそうです。
そこであいさつが持つ5つのパワーを紹介します。
感謝を伝えられる
:「ありがとうございます」は直接的に感謝を伝える手段です。「感謝」の気持ちを込めて挨拶をすれば
相手にもきっと伝わります。相手に感謝すればするだけ、自分にもかえってくると思います。
存在を認めているということを示せる
:「心を開く」ということは「存在を認めている」ということ。承認欲求を満たす役割も持っています。
仲良くなるきっかけになる
:あいさつは仲良くなるための最初の一歩。何回もあいさつすることで心を開きやすくなり「話しかけ
やすいな」と声をかけるハードルが下がり、コミュニケーションにつながります。
印象の良さを与えられる
:第一印象は持続するとも言われますが、挨拶は出会ってすぐするので、印象を大きく左右します。
緊張をほぐせる
:緊張していても、あいさつされるとホッとしませんか? 自分も声を出すことで緊張が解かれます。
いろいろなあいさつ(おはよう、ありがとう、ごめんなさい、さようなら、いただきます…などなど)には意味があること。
また、声の大きさ、表情などについても、子ども達と一緒に考えていきます。
あいさつは毎日何度となく口にし、意識せずとも交わしているものです。
しかし少し意識して明るくあいさつをしたり、相手の目を見て笑顔であいさつをしたり、立ち止まって丁寧にあいさつをする…
そのことでお互いに気持ちよく毎日を過ごせたり、印象も良くなって人間関係がさらに良好になる、
というメリットに繋がります。
少しの意識ですぐに変えていけるものなので、先ずは私達大人が今日から実践してみませんか。 (武田)