Column

リスクマネジメント

当法人では、さまざまな研修を通して人間性と専門性がさらに向上出来るよう

「保育士歴の年数別研修・役職による研修・外部講師からの研修」など日々取り入れています。

専門性の部分では、私達は保育士なので、子どもの発達から保育内容・環境・保護者支援・地域など多岐にわたって従事しています。

特に、子ども達の命を預かっているからこそ、リスクマネジメントの研修には力を

入れており、園内研修やクラス会議の中にその内容も取り入れています。

まず話し合いの中で、今の保育環境や散歩先で、もし何か起きてしまったらどうする

のか?など、最悪の事態を想定して現状を考察します。

職員の疑問から見直しを掛けたり、散歩マップに行く場所を細かく記載するなど

リスク回避が出来るよう日々検討し、良い案が出たらすぐに取り入れます。

こうやって万が一に備えて対応出来るよう、職員一同意識しています。

先日、法人職員全体で、外部の危機管理の専門家からリスクマネジメントについて

学ぶ機会がありました。

初めに「事故には必ず人の思惑が絡んでいる」と提言されていました。

「思惑」と言うと、言葉のニュアンスが良くないですが「その思惑は必ずしも悪いものだけでなく、『こんな経験をさせてあげたい!』という子どものためを思ったことでも一歩間違えば、事故につながってしまう」という話でした。

確かにその通り…と改めて気づかされると同時に、保育内容にももっと責任を持つ

ことが必要、と痛感しました。

例えば散歩にしても、季節や行く場所、年齢によって考えなければならない準備が

違います。

昨日、大丈夫だったことでも、今日はどうかわかりません。

大切な子ども達の命を預かっているからこそ、発達と成長も鑑みながらよくよく考え

保育していこう、と身が引き締まる研修でした。

園では、日頃の保育の中でケガをした時に、事故報告書という書類を書いたり、

事故に繋がりそうなことは『ヒヤリハット』として記入し、毎日職員間で共有して

います。

また、法人内でも共有した方が良い、と思われることは積極的に情報交換して自園に

取り入れています。

大切な子ども達が園で楽しく生活し、笑顔で自宅へ帰れるよう、これからも職員

一同日々努めてまいります。

(本間)