「SDGs」出来ること、出来そうなことから
先日、法人内研修でSDGsについて各園の取り組みを発表し、意見交換を行いました。
現在どのような取り組みを行っているか、また、今後保育の中でどのような取り組みが展開出来るのだろうか?などと話し合いを深めていきました。
皆さんもご存知だと思いますが、SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、国際社会共通の達成するべきゴールを分類した17の目標です。
テクノロジーの発達で生活はどんどん便利になりました。
一方で環境破壊、貧困、資源不足…など懸念されることも増えています。
このままでは「地球があぶない!」「子どもたちの未来がない!」「製品開発をしても持続性がないと意味がない!」とのことから、子ども達の未来を守り、将来的にも豊かな暮らしが出来るようにと設定されたのがSDGsです。
園では子ども達と図鑑などで調べ、テーマ活動でも行っていますが、世界の人々や文化について紹介したり、実際に民族衣装を着たりすることもあります。
それにより、世界には様々な考え方、人、暮らしがあることを知り、性別で衣服の色や形を決めないなど、活動を通して自然と『みんな違っていい』ことを受け入れているのではないかと思います。
また子ども達が飲んだ牛乳パックをリサイクルボックスに持って行ったり、ハガキ作りを行ったりしています。
物があふれている日本。すぐに新しいものを購入するのではなく、鉛筆1本にしてもキャップを付けてギリギリまで使用するなど子ども達にも出来ることはたくさんあります。
今後、菜園で育てたお米の藁でしめ縄作りや、家庭で出る廃材を持ってきていただき、お店屋さんごっこを展開しようと計画中です。
きっと、創造性豊かなお店屋さんが並ぶことになるでしょう。
どんな会話が繰り広げられるのか、今から楽しみですね。
ご家庭で日々行っていることも多いかと思いますが、改めて「継続的に何か出来ることはない
かな?」とお子さんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
例えば節水を心がければ目標⑥「安全な水とトイレを世界中に」、
買い物の時にエコバックを使えば、海に流れ込むプラスチックの
削減につながり、目標⑭「海の豊かさを守ろう」に貢献出来ます。
改めてSDGsを念頭に置きながら、想像力を働かせて普段の行動を見直すことで、出来ることがもっと見つかると思います。
世界中の人々は繋がっています。
だからこそ「世界中の人が力を合わせ、もっと暮らしやすい地球になるには?」と、子ども達と一緒に考えながら、小さな一歩から始めていきます。 (武田)