「笑顔の効果」
皆さんは一日に何回ぐらい笑っていますか?業種にもよるとは思いますが意識して数えたことって
ないですよね。なんと、5歳児は1日「約300~400回」に対して、大人は「15回」・・・。
衝撃的な数ですね。これには理由があって子どもには笑うという概念がないそうです。
それに対して、大人はこれまで経験してきた様々なことから「概念」をなくすことが難しいそうです。
簡単にいうと、子どもは、楽しければ無条件に笑います。
大人は、面白くてもいろいろな雑念が入り込んで「○○の方が面白い・・」「くだらない」などと考えてしまうことがあるかもしれません。よく口角を上げて話すと、人に安心感を与えるなどということを
見聞きしますが、辛い時に口角を上げる、笑顔になるというのはとても難しいことでもあります。
でもそんな時こそ笑顔を意識的につくることで、脳は楽しいと感じることが出来るそうです。
笑顔は自分が元気になるだけでなく、人に連鎖するため、周りの人も自然につられて笑顔になります。そして、自分を笑顔にしてくれた相手には無条件に好感を持つため、さらに笑顔の輪が広がっていくのです。
~笑顔にはまだまだ隠された効能があるようなので、ここでご紹介します~
⓵笑顔には、たとえ作り笑顔であってもストレスを軽減させ、心拍数を落ち着かせる効果があります。
②顔の筋肉には、楽しい気持ちにさせる神経を刺激するものがあります。楽しい気分やリラックスした 状態になると、脳はα(アルファ)波という脳波を出します。このα波は、集中力を持続させ、記憶力も上昇させる効果があるとされています。
③笑顔になるには顔の筋肉を鍛える必要がありますので、若返りにも効果が期待されています。顔の筋肉がしっかり鍛えられていると、シミやシワなどを予防することが可能となり、表情をいきいきとさせてくれます。。大笑いをすると、心拍数が増加し血圧も上がりちょうどマラソンをした後と同じような状態になります。笑うことは全身運動をした後のようなストレス発散の効果もあるようです。
また、笑うとガン細胞をやっつけるキラー細胞が増えるそうです。エクマンという人は、笑いとビタミンCで膠原病と心筋梗塞を克服したそうです。笑うことによって良い効果が生まれるのですね。
さて今年は新型コロナウイルスの感染を長期的に防ぐため、新しい生活様式が広がっています。保育の現場でもマスクの着用が定着しています。しかし、子どもに表情が伝わりづらいなど、課題も出ています。子どもは表情や口の動きからいろいろなことを読み取っています。園でも安全に配慮しながら表情を伝える工夫を考え取り入れています。大切な幼少期。ありのまま人の顔やさまざまな表情を見せることを、ご家でも意識していって下さいね。
さあ意識的に(マスク越しの笑顔)笑うだけで笑顔は周りに連鎖するので、自分だけでなく周りの人も笑顔にして皆で笑顔の連鎖反応をおこしましょう♪(本間)