Column

コロナから見えた地球の未来

 

【野生動物が地球の未来を教えてくれる】という記事を目にしました。

⇒『人間とは自然界にとってどんな存在なのでしょう。

かつては動物達が住んでいた場所を人間が開拓し、動植物の住む場所を狭めていきました。

そのお陰で私達は不自由なく生活が出来ています。

今回の新型コロナウイルスは、私達がどれだけ自然界から遠い存在だったかを教えてくれました。

5月には世界中で10億人以上が外出を制限され、そのお陰で空気が綺麗になり、野生動物が繁殖し、生き生きとした姿になりました。

このことから、人間がもたらす影響が自然界にとってどんなに大きいか、改めて考えるチャンスになりました。

つまりコロナウイルスが収束した後、動植物に対して親切な環境に出来る可能性も大いにある…』

こんな内容のことが書かれていました。

コロナは私達の生活にも大きな影響を及ぼしていますね。

マスク不足となったり、その他にもさまざまな物が品切れになる、という状況に陥りました。

今までは使い捨てが当たり前のマスクでしたが、洗って繰り返し使える手作りマスクも出てきました。

時を同じくして、地球環境に配慮してスーパーの袋や紙袋が有料となり、エコバックが急速に活用されるようになりました。

現在は外出自粛も緩和されましたが、経済の損失を取り戻そうと、今まで以上に環境問題に背を向けてしまうのではないか、と危惧してしまいます。

記事にも載っている「自粛で生態系に少し良い影響があった」、という学びを無駄にせず、未来の地球を守っていくべきだと思いました。

さて、園では子ども達にも環境問題について一緒に考える機会があります。

「ゴミが増えたらどうなるか」などゴミの分別やリサイクル活動について、保育に取り入れています。

「地球のために自分で出来ることから行動する」と伝えることが大切ですね。

普段の生活の中にも具体的な場面はたくさんあると思うので、ご家庭でも子ども達に話をして、やってみて下さい。

例えば、「水を出しっぱなしにしないで、コップに水を入れて歯を磨く」とか「トイレのフタは必ず

閉める」(便座の保温効果を良くして電気を節約する)とか、「冷房の設定温度を下げ過ぎたりせず、

扇風機を使う」「暖房温度も上げ過ぎず、衣服で調節する」など身近で出来ることもありますよね。

親子で取り組むことは、子どもにとって最も考える機会になり、継続する効果があると思います。

地球規模で解決しなくてはならないコロナ問題と、同時に自然環境を整える、という大きなテーマを

子どもを含めて一緒に考えていきましょう。                      (本間)