Column

スポーツって素晴らしい!!

ラグビーのワールドカップがアジア初、日本での開催に大盛り上がりですね。

私は、実はラグビーには全く興味がなかったのです。

痛そうだし、怖いイメージがありました。(男子バレーの方で盛り上がっていました・・・)

しかし熱狂的なファンである職員に、日本のチームの良さやラグビーの歴史話を聞き、興味がわいてきて応援をしようと思いました。

どのスポーツでもそうですが、一人ひとり役割を担った選手が、責任を持って戦いに挑み、チームのために、一人のために最善のプレイをする。(One for all , All for one)

「スポーツって素晴らしい!!」ですね。

子ども達にも、チームで行う集団遊びやゲームなどを通して育つものがある、と改めて思いました。

それは、力を合わせる大切さや、負けて悔しい思いから生まれる頑張る気持ち、などを育てていきたいということです。 

忍耐力や我慢する力、自己抑制や粘り強く取り組む力など、いわゆる「非認知的な能力」が学びに向かう力として、今とても幼児期に重要だといわれています。

非認知能力は、感情(情動)をコントロールする力が中心となります。

落ち込んでしまったときに感情をうまくポジティブに切り替えたり、失敗しても過度に落ち込まず、考え方を変えて楽天的になったり。

大事だと思う時は集中してやり遂げたり、という自我や感情を調整する能力です。

それは、一回教えただけで子どもも身に付くわけではありません。

日々の生活の中でいろいろな体験を繰り返し、長い時間をかけて育つものです。保育園だけで育つものでもありません。

家庭の家族の関わり方でも自己抑制力などは育てていけるところだと思います。

 

 先日の運動会では、マジョラムの子ども達がとび箱や鉄棒で体育面の育ちを見せてくれました。

まさしくそこで育っているのが「失敗しても、くじけないで次へ取り組む心」でした。

何度も出来なくて泣いていた子もいます。

怖くてとび箱を飛べなかった子もいました。

でも、職員と子どもの信頼関係があるからこそ、職員も子どものやる気を引き出し、自信へとつなげていけたのだと思います。

その関わりこそが運動の技術うんぬんではなく、非認知能力の芽生えになる取り組みなのだと思います。

 

 これからの時代に生きていく子ども達が、たくましく、そして自立に向けて育ってほしい。

そして、そのために必要な援助は何か、これからも考えていきます。

 

竹田 たまみ